COIN LUCK 東京店 コインリング作り体験

COIN LUCK 体験マニュアル

〜はじめに全体で共通するコツ〜
・今は何をしている段階なのか伝える
・ポイントは何度も口に出して伝える
・見本やジェスチャーを見せながら伝える


1. 受付で予約確認
・予約日時の間違いが多いので氏名を確認する


2. リングゲージでサイズを測ってもらう
・抜くときに関節で少し引っかかるサイズがベスト
・調整しながら作るのでアバウトでOK


3. コイン選びの説明
・バインダーの文章をベースに説明する
・課金コインやペンダントを自然におすすめする


4. コイン選び
・課金コインの位置や選ぶポイントを伝える
・砂時計で測って15分で決定してもらう
(10分経過したタイミングで様子を見にいく)


5. エプロン着用と表裏を決める
・できればエプロンを着用してもらう
・外側に見せたいコインの面を決めてもらう


6.油圧プレスでコインに穴あけ
・コインに空ける穴の大小を最終確認
・くぼみにダイをしっかりとはめる
・外側に見せたい面を上に向けてコインを置く
・フタをかぶせてパンチを差し込み真下にセット
・油圧プレスのレバーをテコ棒で時計回りに回して締める
・テコ棒を上から下へ大きく往復させて穴空け
・穴が空いたら油圧プレスのレバーを半時計回りに回して解放
・少し解放したらすぐに締めると次が楽

・プシューッと空気が抜ける音がする
→そのままプレスせず、一度レバーを半時計回りに回して軽く解放後、もう一度強めに締め直す

・ペンダントトップがない
→勢いで下に飛んでいるだけ、探せばすぐ見つかる


7. アーバープレスでコイン取り出し
・下記画像のようにセット、コーンでプレスしてコインを取り出す

・ダイにはまったカケラを下記画像のようにパンチでプレスして取り出す

・コインが反対側に反ってしまう
→アーバープレスと鉄球で下記画像のように正しく反らせる

→丈夫そうなコインの場合はテコ棒で無理やり曲げてもOK


8. バリ取りカッターでコイン内側のバリ取り
・利き手でバリ取りカッターの根本を持つ
・逆の手でコインを強く握り、ゆっくり強く回して内側を削りとる
・コインの表裏を10周ずつ行う(不足の場合スタッフが仕上げる)


9. コインを「ハの字」に曲げる
・リングストレッチャーの円盤について説明
(1〜16のサイズ違いの穴、奇数と偶数の面がある)
・すりきり平行になる穴を見つけたら、外側に見せたい面を下に向けてコインを置く
・コインの平行をキープしながら穴にコーンを差す
・真下に移動させたらレバーを軽く引いてコーンと接触させる
・コインの平行を最終確認したら、レバーを力強く引いてコインを曲げる
・コインとコーンの隙間がなくなっていたらOK
・「ハの字」の角度が甘いときは、ひとつ大きいコーンでもう一段階曲げる

・コインが曲がらない
→力が原因のときはテコ棒を使って曲げる
→コインの硬さが原因のときは焼きなまし

・16番にも入らない
→アーバープレスと鉄球で下記画像のように少し曲げてあげる

・コインが歪んでしまった
→次の伸ばす段階で大体は直るからOK


10. コインを平行に伸ばす
・リングストレッチャーの棒について説明
(レバーを押すと棒が広がる)
・「ハの字」の小さい方を下にして棒に入れる
・コインを下に押しながら、目盛りと平行にセットする
・正しい押し方とコインがちぎれるパターンの説明をする
・どこまで伸ばすかを伝える
(基本は希望サイズの+2の目盛りがコインで隠れるくらい)
・レバーを押す、戻す、平行にセットを繰り返す

・希望の指にはめてみて、いい感じに緩ければOK

+2のときに上から見て棒とコインの間に隙間がある
→目盛りは関係なく隙間が埋まるまで伸ばす

・コインが伸びない
→力が原因のときはテコ棒を使って伸ばす
→コインの硬さが原因のときは焼きなまし

・伸ばす距離が長くてコインがちぎれそう
→頻繁に焼きなまし

・コインが原因でちぎれそう
→頻繁に焼きなまし


11. コインを縮めながらリングの形に整える
・「ハの字」の大きい方を下にして、頭が少し出る穴にコインを入れる
・真下に移動したらレバーを使ってコインをトントン叩いて平行にする
・コインの平行を最終確認したら、隙間をつぶすとコインが縮むと説明
・レバーを力強く引いて隙間をなくす
・形とサイズを確認しながら平行を目指して調整する
(上の棒で伸ばして下の円盤で縮める)
・希望の指にはめてみて、ほんの少しキツければOK

・コインが縮まらない
→力が原因のときはテコ棒を使って縮める
→コインの硬さが原因のときは焼きなまし

・16番にも入らない
→歪んだコインの直し方を参照

・コインが歪んだり平行四辺形になる
→歪んだコインの直し方を参照


12. スチールウールで磨き
・理想の磨き具合を目指してスチールウールで磨く
・特にリングの内側も念入りに磨く
・ピカピカ希望の場合は光沢が出た時点でOK

・ピカピカになりすぎた
→軽く焼きなましで戻る

・落ちない汚れがある
→リューターで磨いてあげる


13. ラップとピカール液で磨き
・ラップにピカール液を少量とって磨く
・ピカール液が真っ黒になればOK

・もっとピカピカにしたい
→ピカール液を追加して、力強く高速で磨く


14. 手を拭いてもらう
・ウエットティッシュで手を拭いてもらう
・汚れがひどい場合はトイレで手を洗ってもらう


15. 磨きの合間にペンダントトップ作成
・表裏で柄の上下が反対の場合は確認する
・ポンチ、オイル、リューターで穴空け
・リューターで周りと穴部分のバリ取り
・ラップとピカール液で磨き
(お客さんが使っている場合は磨いてもらう)


16. リングとペンダントを拭いて完成
・ウエットティッシュで汚れをとる
・ティッシュなどでからぶきする


17. 写真撮影
・セッティングしてあげる
・SNSにシェアかGoogleマップの口コミ記入で、サイズ調整永久無料を伝える
・チェアに座ってもらって記念撮影


※焼きなまし
・コインを立てかけるように置く
・バーナーを着火して、円を描くように均等に炙る
・コインの素材やサイズによって距離を調節
・コインがうっすら赤くなったら、 バーナーを離してから火を止める
・ピンセットでつまんで水につける
・タオルで拭いて水気をとる


※歪み直し
・一旦リングを綺麗な「ハの字」の状態に戻す
・小さい丸の方の円周サイズにぴったり合うゴールドを探す
・そのゴールドを下に置いて、リングの小さい方を下にしてぴったり乗せる

・できるだけ下の方にリングがはまるサイズのシルバーを探して上から被せる

・リングがシルバーにおさまったら逆さにする
・ゴールドをリングに精密にぴったり乗せる

・アーバープレスでゴールドをプレスする
・下からジャストサイズのゴールドで、リングをプレスして取り出す

・サイズが合うまで何度か繰り返す